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『ペーパーボーイ 』(STAMP BOOKS) ヴィンス・ヴォーター著 岩波書店 [児童文学]


ペーパーボーイ (STAMP BOOKS)

ペーパーボーイ (STAMP BOOKS)




夏のあいだ友人に代わって新聞配達をした吃音・発話障害をもつ白人少年のお話し。その間に起きた出来事、人との出会いを少年はタイプして残す。その残された記録が本書という設定になっている。

描かれるのは、1960年ころのアメリカ南部の生活。人種差別が現在よりはるかに色濃い時代で、「黒人は自分たちの問題は自分たちだけで片づけるし白人や白人の警察には頼らないんだ」という意識をもっている。

その言葉を口にしたのは、少年の家で共に暮らしているメイドのミス・ネリーだ。少年は「マーム(英語本文ではMam)」と彼女を呼ぶ。マームは、少年にとって「世界で一番の友だちだ」。

少年とマームの関わったふたりの間の秘密となった事件が、徐々に明らかにされていく。そして、最後はこう綴じられる。「そろそろタイプもおしまいにしようと思う。/ タイプした紙の束は新聞用の紐でしばって裏庭のテラスへもっていき『やばいソファ』の下のゆるんだレンガの下に埋めてしまおう。/地獄の番犬たちにかぎつけられないよう深い穴を掘らなきゃならない。口から出た言葉は言ったとたんに風に吹かれてどこかへ行ってしまうけれど紙の上の言葉はいつまでも残るのだから」。

読者は、「深い穴」に葬られたハズの物語を読むことができる。


著者のホームページ
http://www.vincevawter.com/


Paperboy

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  • 作者: Vince Vawter
  • 出版社/メーカー: Yearling
  • 発売日: 2014/12/23
  • メディア: ペーパーバック



ドライビング Miss デイジー [DVD]

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  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
  • メディア: DVD


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『児童文学論 』 リリアン・H.スミス著 岩波現代文庫 [児童文学]


児童文学論 (岩波現代文庫)

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上記書籍を読み始めた。新刊として出たものだが、初版は1964年らしい。息の長い本である。息の長いということは「生命力」があるといってもいいだろう。すこし表現に古めかしさを感じもするが、読み続けられるだけの充実した内容を感じる。


児童文学論

児童文学論

  • 作者: リリアン H.スミス
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1964/04/20
  • メディア: 単行本



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