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『頭のよさはノートで決まる 超速脳内整理術』 [ビジネス書]


頭のよさはノートで決まる 超速脳内整理術

頭のよさはノートで決まる 超速脳内整理術

  • 作者: 齋藤 孝
  • 出版社/メーカー: ビジネス社
  • 発売日: 2017/01/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



毎週のように本を出しているかにみえる著者の産出性の秘密はここにあったかと感じさせる著作だ。ビジネスパーソンにも学生にも参考となる点は多いにちがいない。著者はいう。《大人こそ、ノートを取るべきだ。私は声を大にして、そう主張したい。/ 私は、学校教育で得られる最大の技術は「ノートを取る技術」だと思っている。・・/ それなのに、学校を卒業した途端、ノートから離れる人が多い。これは非常にもったいないことである(「ノートが頭をよくし、心を強くする」》。

著者のノート術の基本的考え方は、次のようなものだ。《私がよく言うのは、アイデアは頭の中で考えるのではなく、ノートの上で考えようということ。頭がモヤモヤしている状態で、いくら物事を考えても、思考は一向に前に進まない。/ それよりも、頭の中に浮かんでいるアイデアの切れ端を、とりあえず片っ端からノートに書き込む。すると、今頭の中で渋滞を起こしている懸案や問題、あるいは、まとめるべきポイントが浮き彫りになってくる。/ さらに、そこに図や記号などを書き加えてビジュアル化すると、思考の全体像がくっきりと見えてくる(「新版によせて」)》。つまるところ、「ノート術=脳内整理術」というのが著者のノート・コンセプトということになろう。

本書は著者自身の経験、また教育者としての試行錯誤のうちにできた実証済みのものといっていい。(テキストを美しくまとめる)「ノートづくり」にまんまとハマった失敗談なども著者は出す。そして、「ノートづくり」という「作業」を隠れ蓑にして、自分は勉強しているかのような錯覚に陥ってはいけないと警告する。そして、そうではなく、もっと貪欲かつ攻撃的なノートを取るよう励ます。実際のところ、教え子たちへの指導はきびしい。《「考えることと、手で文字を書くことはイコールだ」。「上を向いている間は、考えているとは言わない。紙に書いてください。箇条書きでも図でも何でもいいから、アイデアをどんどん書いて、手が止まったときはもう考えていないとする」。「ぼんやりと『思う』『煩う』というのは『考える』うちに入らない」(「数学者は紙の上で数式を解く」)》。

本書には、斎藤流ノート術のノウハウが詰まっている。本書カバー袖には、《本書を読み終わる頃には、きっと「書く→考える→わかる」が習慣化されていることだろう。と同時に、スピード社会を勝ち抜く“クリエイティブな頭”、そしてストレス社会でも決して折れない“タフな心”の持ち主になっている、昨日とは違う自分にきっと気づくはずだ》と、ある。「昨日とは違う自分」に出会うため、実践するだけの価値は十分あるように思う。


知性の磨き方 (SB新書)

知性の磨き方 (SB新書)

  • 作者: 齋藤 孝
  • 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
  • 発売日: 2017/01/06
  • メディア: 新書


目次

第一章 頭のよさはノートで決まる!
ノートが頭をよくし、心を強くする 
学校教育で欠落しているノート技術 / 書き言葉に考える力が宿る
ノートは社会に出てから役に立つ / ノートは美しくなくてもいい
頭をよくするノートのとり方
できない人は「ノートづくり」にハマる
数学者は紙の上で数式を解く
できる人はノートを「ワザ化」する
パソコンは脳にはなり得ない / パソコンにはない手書きのよさ
自己肯定力と客観視を車の両輪にする

第二章 ノートはビジネスパーソンの必須スキル
ノートで狩猟系ビジネスパーソンになる! / 気づきと工夫を身につけるツール
メリット1 ノートで情報吸収がうまくなる
ノートで外の世界と内の世界を結ぶ
ノートの厚みは自信につながる
メリット2 仕事が上達する / ワザを盗んでトレーニングメニューをつくる
メリット3 課題を発見する
メリット4 他人とのコミュニケーションがうまくなる / なぜか他人に心を開けるようになる
メリット5 時間を有効活用できるようになる
メリット6 目標を達成できるようになる

第三章 頭と心がスッキリする齋藤式ノート術全公開

齋藤式ノート術10のメソッド
メソッド1 いつもノートをカバンに入れておく
メソッド2 自分にフィットするノートを見つける

喫茶店でノートを開く習慣をつける
メソッド3 ノートに名前をつける
メソッド4 ページにタイトルをつける / 技術面とメンタル面の両方を書く
メソッド5 三色ボールペンを使う / 川のフォーマット
メソッド6 図を描く
メソッド7 ポイントを3つにまとめる

3つに要約する技術
メソッド8 日付を入れる
メソッド9 ノートは1冊にする
メソッド10 本をノート化する

実践で使える! これが齋藤式ノート術
ノートは書いた時点で8割の役割を終えている

第四章 仕事のスキルを上げるノートのとり方
教える立場で書くと、吸収度が上がる / 話を構造化するコツ
段取りを見抜く
ノートを書くと出世したくなくても出世してしまう? / 便利な仕事構造図 / 採用試験で能力を見抜く方法
引き継ぎを甘く見ると、足下をすくわれる
仕事は段取りと問題意識の集積
上司に認められたいなら、段取りノートをとれ! / 引き継ぎを意識する
慣れない仕事はノートでシミュレーションしておく

第五章 セミナー・勉強に役立つノートのとり方
質問・コメント・感想を書きながら聞く
頭の中の魚をつかまえろ!
ノートの上で自問自答する
ノートで話し上手になる!
コメントは「3秒以内」をルールにする
3人の師匠を持とう / ガンジーに師事したキング牧師
つまらない話を聞かされたときのノートのとり方
ノートを書いて眼力をつける
少人数セミナーや会議でのノートのとり方
ノートをトレーニングシート化する
間違うほどにうれしくなるノート
伝言ゲームで頭の中をノート化する

第六章 心が軽くなるノートのとり方
人間関係をよくしたいなら図をつくる
ノートをとれば、雑用も楽しくなる!
「なんで私が」から自分を解放する
ストレスの原因をリスト化する
心配事はノートに書く / ガールズトークこそノートにしよう
モヤモヤした心を整理する
南の島に行ったように心が軽くなる

第七章 アイデアがどんどん出てくるノートのとり方
タイトルをつければ、アイデアを書きこみたくなる
マイテーマを常時20持つ
仕事がつまらない人こそ、企画・構想ノートをつくれ!
下積み時代に将来やりたいことを準備しておく
楽しみながらアイデアをリストアップする
友だちとの会話でもノートを間に置く

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