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哲学者は「アブ」(『若い読者のための哲学史』すばる舎 より) [哲学]


若い読者のための哲学史 (Yale University Press Little Histor)

若い読者のための哲学史 (Yale University Press Little Histor)

  • 作者: ナイジェル・ウォーバートン
  • 出版社/メーカー: すばる舎
  • 発売日: 2018/04/25
  • メディア: 単行本



「質問し続けた男」というタイトルでソクラテスから論じはじめた著者が最後に取り上げるのはピーター・シンガー。そのまとめの部分から哲学と哲学者について著者がどのように考えているかがわかる。

結論からいうと「アブ」。

オモシロイので以下に引用してみる。

**********

ソクラテスの先例にならうかのように、シンガーはリスクを負って、わたしたちがいかに生きるべきかを発言した。講演会が抗議を受けたこともあるし、殺害の脅迫にも遭った。それでもなお、哲学の最良の伝統を体現し、社会通念に絶えず挑み続けている。みずからの哲学に従って生き、ほかの人の意見に異を唱えるときは、公の場で議論を交わして周囲の人々の主張に挑んでいる。

もっとも重要なのは、シンガーが十分に調べた事実をもとに筋のとおった議論を組み立て、みずからの結論を裏付けていることだ。シンガーと意見を異にする人でも哲学者としての彼の誠実さは理解できるだろう。結局のところ、哲学は議論によって発展する。立場が異なる人々が、論理や根拠をもとに意見を交わすことで前進するのだ。たとえば、動物に対する倫理観や、安楽死を道徳的に受け入れられるとする状況に関するシンガーの主張に賛成できないなら、シンガーの著書を読んでみるといい。あなた自身が本当は何を信じているのか、それが事実、根拠、原則にいかに裏付けられているかをじっくりと考えることができるかもしれない。

哲学は厄介な問いや困難な挑戦から始まる。ピーター・シンガーのように社会通念を疑い、批判も辞さないアブのような哲学者たちがいれば、これからもソクラテスの精神が哲学の未来を形づくっていくだろう。

(p278,279「現代のアブ」)


アブ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%96



私たちはどう生きるべきか (ちくま学芸文庫)

私たちはどう生きるべきか (ちくま学芸文庫)

  • 作者: ピーター シンガー
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2013/12/10
  • メディア: 文庫



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『若い読者のための哲学史』 ナイジェル・ウォーバートン著 すばる舎 [哲学]


若い読者のための哲学史 (Yale University Press Little Histor)

若い読者のための哲学史 (Yale University Press Little Histor)

  • 作者: ナイジェル・ウォーバートン
  • 出版社/メーカー: すばる舎
  • 発売日: 2018/04/25
  • メディア: 単行本



追悼文を読むときに、これ以上のものは書けないのではないかと思われるものが時にある。故人との公私の深い関係からくる溢れる思いが、そこで完結していて、足すも引くもできない。そして、心に響いてくる。

そう書くとほめ過ぎかもしれないが、本書で取り上げられた個々の哲学者たちについて読むときにも、そのような感がある。いくら長生きでも、著者がソクラテスと知り合いのわけがない。それでも、いろいろ文献を渉猟し、ソクラテス個人について、彼の生きた時代について、当時の人々との関係や次世代の哲学者たちとの関係をふかく考えてこられたからであろう。そのように親しくしてきた思いが、溢れてここに完結したという感じなのだ。一読者として、著者同様、ソクラテスをはじめ、他の哲学者たちと親しく個人的に接したおぼえはないわけだが、そう感じるのは不思議だ。そこが、 ナイジェル・ウォーバートンが「哲学入門書の著者として非常に人気があ」るゆえんなのだろう。

文章は、自由自在で、どこからでも論じることができそうな雰囲気がある。ひとりの哲学者について語り、次の哲学者を紹介して終わるというカタチをとっている。個々の哲学者のエピソードと思想について概要を単に示すというのでなく、たとえが多用されて魅力的である。デカルトの有名な「われ思う、ゆえにわれあり」や、カントの『純粋理性批判』にある「物自体」や「ア・プリオリな総合判断はいかに可能か」の解説など、目が覚めるように(少なくとも評者は)感じる。そのようであるから、一見難解に思える論議も、つまずくことなく通読できる。それもまた本書の魅力である。

(以下、「目次」) 1 質問し続けた男(ソクラテス、プラトン) / 2 真の幸福(アリストテレス) / 3 わたしたちは何も知らない(ピュロン)/ 4 エピクロスの園(エピクロス) / 5 気にしないことを学ぶ(エピクロス、キケロ、セネカ) / 6 わたしたちを操るのは誰か(アウグスティヌス) / 7 哲学の慰め(ポエティウス) / 8 完璧な島 (アンセルムス、アクィナス) / 9 キツネとライオン (ニッコロ・マキャベリ) / 10 下品で野蛮で短い (トマス・ホッブズ) / 11 これは夢なのだろうか (ルネ・デカルト) / 12 賭けてみよ (ブレーズ・パスカル) / 13 レンズ磨き職人 (バルーフ・スピノザ) / 14 王子と靴直し (ジョン・ロック、トマス・リード) / 15 部屋のなかのゾウ (ジョージ・バークリー、ジョン・ロック) / 16 すべての可能世界のうちで最善のもの? (ヴォルテール、ゴットフリート・ライプニッツ)/ 17 想像上の時計職人 (デイヴィッド・ヒューム) / 18 生まれながらにして自由 (ジャン=ジャック・ルソー) / 19 バラ色の現実 (イマヌエル・カント ①) / 20 「誰もがそうするなら?」 (イマヌエル・カント ②) / 21 功利的至福 (ジェレミー・ベンサム) / 22 ミネルヴァのフクロウ (ゲオルク・W・F・ヘーゲル) / 23 現実の世界 (アルトゥル・ショーペンハウアー) / 24 成長するための空間 (ジョン・スチュアート・ミル) / 25 知性なきデザイン (チャールズ・ダーウィン) / 26 命がけの信仰 (セーレン・キルケゴール) / 27 団結する万国の労働者 (カール・マルクス) / 28 だから何? (C・S・パース、ウィリアム・ジェームズ) / 29 神は死んだ (フリードリヒ・ニーチェ) / 30 仮面をかぶった願望 (ジークムント・フロイト) / 31 現在のフランス国王は禿げているか (バートランド・ラッセル) / 32 ブー! フレー! (アルフレッド・ジュールズ・エイヤー) / 33 自由の苦悩 (ジャン・ポール・サルトル、シモーヌ・ド・ボーヴォワール、アルベール・カミュ) / 34 言葉に惑わされる (ルートヴィッヒ・ヴィトゲンシュタイン) / 35 疑問を抱かなかった人 (ハンナ・アレント) / 36 間違いから学ぶ (カール・ポパー、トーマス・クーン) / 37 暴走列車と望まれないバイオリニスト (フィリッパ・フット、ジュディス・ジャーヴィス・トムソ) / 38 無知による公平 (ジョン・ロールズ) / 39 コンピューターは思考できるか (アラン・チューリング、ジョン・サール) / 40 現代のアブ (ピーター・シンガー)

ナイジェル・ウォーバートン
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%B3

https://en.wikipedia.org/wiki/Nigel_Warburton
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レビュー『本質がわかる哲学的思考』 平原 卓著 ベストセラーズ [哲学]


本質がわかる哲学的思考

本質がわかる哲学的思考

  • 作者: 平原 卓
  • 出版社/メーカー: ベストセラーズ
  • 発売日: 2018/04/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



著者は『読まずに死ねない哲学名著50冊(フォレスト出版)』の著者である。「哲学者・竹田青嗣教授に師事し、卒業後も薫陶を受けつづけている」とフォレスト出版のプロフィルに紹介されている。哲学者:竹田青嗣といえば、子ども向けの『はじめての哲学』という分かりやすい本の著者である。なるほど、師の薫陶を受けて分かりやすい本を書くことに努めているのだなと思う。本書をざっと通読した後、ネット検索すると、師:竹田と兄弟子:苫野一徳との対談(2014年 7月12日、リブロ池袋本店にて開催されたトークイベント)をみつけた。7ページにわたるその内容を見ると、本書の論議とたいへん似ている。その主張から言ってもやはり竹田の弟子筋であると分かる。以下、その対談から抜粋してみる。だからと言って、本書が無意味となるわけではない。対談をより、充実させたものとも言える。

《哲学は、後の哲学者が、前の哲学者の原理を受けて、これをもっと普遍的なものに前進させていくゲームです。ヨーロッパ哲学はそうなっている。 / そうした原理をさらに吟味して強力で普遍的なものにしていくリレーが、近代哲学では続いた。でも、そういう営みが、いまは世界中で埋もれてしまってる。 / 原理がないということが本当にわかると、私たちははじめて次の考え方を出そうとして努力します。原理がない場合は、それをはっきりさせることが哲学の重要な役割なんです。 / 哲学というのは、物事の、あるいは問題の「本質」を洞察することで、じゃあその問題をどう解けるかという考え方、つまり「原理」を出すものだ / こうした考え方がなければ、手すりなき、地図なき社会論になるんですね。そうした「本質」「原理」を、現代の哲学者はもっともっと追いつめて考えないといけない。 / ただ、哲学の原理は、基本的に長いスパンで考えないといけない。 / 「原理」って聞くと、絶対の真理とか、あるいは原理主義みたいなイメージをしちゃうんですが、哲学でいう「原理」っていうのは、全然違います。それは、できるだけみんなが、「なるほどそうだ」って言える「考え方」のことなんですね。だから、原理主義とはむしろ正反対で、「これが真理だ」と強弁するんじゃなくて、哲学の言う「原理」っていうのは、みんなの納得が得られてはじめて「原理」と呼べるんです》。(「×(かける)哲学」プロジェクト 〈実践の知〉に〈哲学の知〉をひとつまみ から)

http://timesphilosophy.blogspot.com/#!/2014/08/blog-post.html

本書「はじめに」で、著者は次のように記す。上記抜粋とたいへん似ているように思うがいかがだろう。「過去の哲学者たちが、それぞれの時代の問題に対し、どのように立ちむかったのか、その点を踏まえたうえで、哲学の根幹をなす思考の原理をつかみ、私たち自身の問題に取り組むための方法を洞察すること。ここに哲学を学ぶことの重要な意味がある。 / 哲学は、いわば思考のリレーである。時代のうちで、より誰もが納得できる考えを導くべく試みてきた、哲学者たちの努力の軌跡である。その過程で生み出された方法を用いて、現代の問題に取り組むこと、この点に、私たちがいま哲学を学ぶことの意味がある。 / 哲学の歴史は、本質をめぐる論議の歴史であり、哲学の難しさは、本質を論じることの難しさと深く関わっている。本質を適切に論じる方法をつかむことができれば、哲学の意味や目的、哲学的思考の意義や可能性を深く了解することができる。そのとき私たちは、過去の哲学に頼らず、自分たちで考える力を手にしたといえるはずだ。本書が、そうした力を身につけるための一つの助けとなれば幸いである。」


はじめての哲学 (楽しい調べ学習シリーズ)

はじめての哲学 (楽しい調べ学習シリーズ)

  • 作者: 竹田 青嗣
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2014/06/25
  • メディア: 単行本



はじめての哲学的思考 (ちくまプリマー新書)

はじめての哲学的思考 (ちくまプリマー新書)

  • 作者: 苫野 一徳
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2017/04/05
  • メディア: 新書



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目次 『本質がわかる哲学的思考』 平原 卓著 ベストセラーズ [哲学]


本質がわかる哲学的思考

本質がわかる哲学的思考

  • 作者: 平原 卓
  • 出版社/メーカー: ベストセラーズ
  • 発売日: 2018/04/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



序章 哲学の方法 (より深く考えるために)
哲学のイメージ
哲学の種類
哲学の目的
本質と信念対立
  本質をめぐる信念対立
認識問題
デカルトの登場
〈正解〉から〈了解〉へ
現象学の考え方で、共通了解を
現象学的還元と本質直観
私たちの「答え」を作るための哲学
  哲学の動力源
  哲学の鑑賞眼ーデカルトからのアドバイス
  根本から考える

第1章 本質の哲学 (「対話」という方法)
哲学の始まりーータレス
イデア説
  想起説
  想起説の説くもの
  対話によって共通了解を作り出すーーディアレクティケー
本質は「どうでもよい」もの?
  本質は、経験の一貫性に支えられた確信像である
  近代哲学の場合ーートマス・ホッブズ
  プラトンの場合
  善悪の共通了解を根本から作りなおす
魂の配慮ーー内面の吟味
  魂を配慮するために、善のイデアを知る
  共通了解メソッド
美のイデア (恋愛における「あこがれ」)
  恋愛の「狂気」
  「狂気の」挫折と、「地上」の恋愛
  恋愛、これからの哲学的課題

第2章 道徳と良心 (自由と善をつなぐもの)
根本問題、いかに自由と善を両立できるか
  近代以降の善のありかーー道徳と良心

カントーー道徳の哲学
  認識論から善悪の問題へ
  カントの認識論ーー共通の認識能力を備える
  ・ 認識能力の共通性と、共通の認識 / 理性の力
カントの道徳論ーー法則としての道徳
  ・ 格律と定言命法ーー要求にあらがい、善へと向かう / 自己自身のルールを吟味すべし
カントに対する2つの批判ーーヘーゲルとニーチェ
  ・ 道徳の独善性

ニーチェーー価値の哲学
  自由とニヒリズムーー価値の無根拠化
  ニーチェの認識論ーー「力」に相関した価値解釈
  ・ 認識は、欲求や関心に応じた解釈である / 解釈の「光源」を探究する
ルサンチマンーー道徳や真理を生み出す動機
  ・ 言葉による自己了解
自由な良心ーー約束する力
  ・ 良心のもとで、自由と善は両立しうる
良心の言葉と共通了解

ヘーゲルーー自由の哲学
  ヘーゲル哲学の評価軸
  ・ ヘーゲルの歴史観ーー自由が現実化してゆく過程
ヘーゲルの自由論
  ・ 「よい」欲求を選び取る / 「人格の相互承認」が自由の根拠 / 道徳ーー普遍的な正しさを目がける意志 / 良心とイロニー、「正解」なき善悪 / 「断言」する言葉で、善の共通了解を試みる
自由と善は、共通了解によって両立する
  ・ 現代の自由論に向けて

第3章 共通了解 (言葉と可能性)
  言葉の秩序としての人間世界
  自由と近代の夢
  言葉が「はじまり」を生み出す

ヴィトゲンシュタインーー分析哲学の創始者
  『論理哲学論考』--言語、世界、神秘
  ・ 論理実証主義ーー『論理哲学論考』の主義化 / 論理実証主義への批判ーークワインによるホーリズム
  『哲学探究』--言語ゲーム論
  ・ 言葉が伝わるとはどういうことか / 家族的類似性ーー言語ゲームには類似のみが存在する / 生活形式ーー言語ゲームの成立条件
論理実証主義と相対主義
言語の本質直観へ

言葉、可能性、共通了解
  主義としての独断論
  共通了解の意味
  失望を乗り越えるために



読まずに死ねない哲学名著50冊 (フォレスト2545新書)

読まずに死ねない哲学名著50冊 (フォレスト2545新書)

  • 作者: 平原 卓
  • 出版社/メーカー: フォレスト出版
  • 発売日: 2016/03/06
  • メディア: 新書



「哲学って何?」(『はじめての哲学 賢者たちは何を考えたのか?』 竹田青嗣 著 PHP)  
http://kankyodou.blog.so-net.ne.jp/2015-11-27

はじめての哲学 (楽しい調べ学習シリーズ)

はじめての哲学 (楽しい調べ学習シリーズ)

  • 作者: 竹田 青嗣
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2014/06/25
  • メディア: 単行本



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〈教養としての「ローマ史」の読み方〉 本村 凌二著  PHP研究所 [世界史]


教養としての「ローマ史」の読み方

教養としての「ローマ史」の読み方

  • 作者: 本村 凌二
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2018/03/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



エドワード・ギボンの『ローマ帝国衰亡史』や塩野七海さんの『ローマ人の物語』を読みたいと思いつつ、まだ手を染めていない。なにしろローマ帝国の歴史と同じく、それらの物語もたいへん長い。

本書は、その長い歴史・物語を読み解く助けとなるにちがいない。「こうしたことをきちんと知っておくことが、ローマ史はもちろん、古代史を理解する上ではとても大切なことだとわたしは思います。」、「・・・ということが、ローマの特筆すべき特徴なのです」といった記述がある。本書のタイトルに「読み方」とあるとおりである。まさしく、長大なローマを読み解く「読み方」が示されていて、それを知ると知らないとでは、解けるものも解けなくなるにちがいない。

評者の関心は、イエス・キリストが生きた時代、その弟子たちの時代、ユダヤをその支配下においていたローマ帝国の気風とはいかなるものであったのか、ローマ人はどんな精神の持ち主であったのか、というところにある。そうした観点からいっても、ナルホドと思わせる情報が提供されている。

「佐藤優氏推薦!」はダテではないし、佐藤氏のみならず推薦に値する書籍であるように思う。


ローマ帝国衰亡史 全10巻セット (ちくま学芸文庫)

ローマ帝国衰亡史 全10巻セット (ちくま学芸文庫)

  • 作者: エドワード・ギボン
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 1997/01
  • メディア: 文庫



ローマ人の物語 全17冊セット (全15巻+「ローマ亡き後の地中海世界」上・下巻2冊)

ローマ人の物語 全17冊セット (全15巻+「ローマ亡き後の地中海世界」上・下巻2冊)

  • 作者: 塩野 七生
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • メディア: 単行本



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『読書の価値』 森 博嗣著 NHK出版新書 [読書法・術]


読書の価値 (NHK出版新書 547)

読書の価値 (NHK出版新書 547)

  • 作者: 森 博嗣
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2018/04/06
  • メディア: 新書



人気作家であるから「読書」について語る資格は十分にあると言える。しかし、本書に示された著者の読書半生をみると、ちょっとどうかなと疑問符がつく。作家の中には、小学生時代に学校図書館の本を全部読んだなどという方もいる。あくまでも、そういう方と比較しての話だが、それでも、「文字がうまく書けなかった」「読書が苦手だった」「小説を毛嫌いしていた」という経歴はめずらしい。もっとも、そうなったのには理由がある。そうした理由が示されていく。

著者は、本との出会いを人との出会いに比している。「本と人は同じような存在である」という。そう考えると、著者はたいへんユニークである。「小学生のときに一番感動した本は、電磁気学の本」で、「6年生のときに、電波を発生する装置を作ることができた」。高校時代は「クラスから10人以上が東大に入る理系の集団」にいて、数学に夢中になる。しかし、「数学科を目指して、数学者にならなかったのは、既に自分には解けない問題を解くような大学院生がいることが大きかった。これは、漫画家にならなかった理由も同じである。」「僕は言葉で考えない」。「概念のような抽象的なものを示す言葉も、図形でイメージしている」と著者はいう。読者は、そういう人物と本書を通して出会うことになる。

そのような人物が、小説家になり、「現在、僕は1時間に6千文字を打つ作家として知られているけれど、平仮名入力だったら、1時間に1万文字は軽く打てるはずである」というまでになる。そのようにできる理由・秘密も示される。

そういう著者の「読書」にまつわる話は面白い。情報をインプットする面においてもアウトプットする面においても参考になる。オモシロイ人の書く本はオモシロイという事例ともなっている。

以下「目次」

まえがき
僕は文字がうまく書けなかった / 読書嫌いだった理由 / 「人間の知恵」に触れる体験 / 小学生の僕が感動した本 / 活字でしか得られないもの / 読書の価値とは何か

第1書 僕の読書生活
どうすれば文章の意味が理解できるか / 速読は読書ではない / 翻訳小説の魅力 / 僕が初めて買った本 / 書いてあることが分からない / 1ヶ月もかかった読書 / 推理小説への傾倒 / 日本に小説好きが少ない理由 / 優れた小説の条件 / 専門書を読むためのセンス / 漫画という存在について / 「ポーの一族」の衝撃 / 小説なんか読んでいる場合ではない! / 萩尾望都という才能 / ある家庭教師の思い出 / 夢中になった数学の本 / 他者の思考を覗きこむ体験 / 読書から離れていた日々

第2章 自由な読書、本の選び方
どのように本を選ぶか / 本と人は同じような存在である / 本選びの極意 / 本はすすめられて読むものではない / 本選びのたった一つの原則 / 教養とは何か / 「つまらない本」の読み方 / 本と読者の未来 / 本を「賢い友人」とするために / 読書は本選びから始まっている / 僕の本の選び方 / 本が特別に優れている点 / ベストセラーを避けるべき理由 / 作家志望者へのアドバイス / 「自由な読書」の楽しさ

第3章 文字を読む生活
僕の研究者時代 / 世間に文章下手が多い理由 / 詩は小説よりもわかりやすい / 雑誌の創刊号はなんでも面白い / 研究にのめりこむ日々 / 「文字を書く」という苦痛 / キーボードという道具 / 僕は1時間に6千文字を書く / 文章は何のためにあるか / 上手な文章の条件 / 文章力を鍛える方法 / 社会人にこそ必要な文章術 / 悠々自適な読書生活 / 「広く読む」ことのメリット

第4章 インプットとアウトプット
僕は言葉で考えない / 知識を蓄える意味 / 読書の効用 / ただ文字を辿って読んではならない / メモに意味はあるのか / ネットに本の感想を上げる意味 / 読書感想文は無意味だ / 「本の価値」はどこから生まれるのか / 真に意味のあるアウトプット / 著者のたくらみ / 本はイメージを運ぶメディア

第5章 読書の未来
日本の特殊な出版事情 / 多種多様な版型 / 文章書下ろしが少ない理由 / 縦書きに拘る意味はあるのか / 紙の本には横書きが合う / 消えていく2段組み / 「読みやすさ」の罠 / 日本で電子書籍の普及が遅れる理由 / 本作りの「中間業者」が消えていく / 本の未来像 / 娯楽産業の限界 / 作家と編集者の関係 / 有名人の著作が増えた理由 / 自費出版ビジネスの幻想 / 出版社は読者集団のままで良いのか

あとがき


小説家という職業 (集英社新書)

小説家という職業 (集英社新書)

  • 作者: 森 博嗣
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2010/06/17
  • メディア: 新書



作家の収支 (幻冬舎新書)

作家の収支 (幻冬舎新書)

  • 作者: 森 博嗣
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2015/11/28
  • メディア: 新書


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『地層のきほん』 目代 邦康・笹岡美穂著 誠文堂新光社 [科学一般]





たいへん理解しやすい。見開き2ページで各単元が構成され、1ページは、パステルカラーのイラスト。見ていて楽しくなる。専門用語も出てくるが、かみ砕いた説明で負担に感じない。

ちなみに、『08 地球の中身』の説明は以下のようなもの。「地層は、地球上の表面にあります。地球の半径は約6、300km以上もあるため、表面といっても、相当の厚さを持ちます。地球の内部を化学的な性質で区分すると、一番外側の部分は地殻とよばれます。海洋では5km程度の厚さで、陸地では30km程度です。/ 地殻の厚い陸地でも、半径のたった200分の1の厚さしかありません。ちなみに、ニワトリの卵の半径は2~3cmで、その殻の厚さは約0.4mmです。地球がもしニワトリの卵程度の大きさだったら、地殻は卵の殻よりも薄いことになります。地層はこの地殻にあるのです。」

目次、章立ては以下のようになっている。

Chapter1:地層の見方・考え方/Chapter2:地球のしくみ/Chapter3:岩石の種類と地層の構造/Chapter4:化石と地質の時代/Chapter5:いろいろな地層/Chapter6:地層の利用/Chapter7:地層の調べ方

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『知ってるつもり――無知の科学』 早川書房 [教育・学び]


知ってるつもり――無知の科学

知ってるつもり――無知の科学

  • 作者: スティーブン スローマン
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2018/04/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



認知科学にもとづく評判どおりのオモシロイ本だ。多数の事例をとりあげ、無知と錯覚のうちに生きるわれわれ(ヒト)について教えてくれる。「錯覚」とは、「知識の錯覚」。「実際にはわずかな理解しか持ち合わせていないのに物事の仕組みを理解している」かのように思ってしまう「錯覚」のこと。それは、無知と同様、慢心や種々の問題を生む。そうした事例の中には、日本のマグロ漁船「第五福竜丸」が犠牲になった水爆をつかった核実験「キャッスル・ブラボー」も含まれる。

ヒトの「思考」について(その得意な思考方法と不得手な思考方法について)教えられるだけでなく、「知識のコミュニティ」とその役割について多くの説明がなされる。たとえば、「人が自分の頭のなかだけにある限られた知識と、因果関係の推論能力のみに頼っていたら、それほど優れた思考を生み出せないはずだ。人類が成功を収めてきたカギは、知識に囲まれた世界に生きていることにある。知識は私たちが作るモノ、身体や労働環境、そして他の人々のなかにある。私たちは知識のコミュニティに生きている。 / 私たちは他の人々の頭のなかにある膨大な知識にアクセスできる。誰にでも、それぞれちっぽけではあるが自らの専門領域を持つ友人や親族がいる。たとえば・・・」といった具合だ。

また、本書では、「知識の錯覚」のもつ「それなりの役割」についても示される。最終章末では、個性の異なる著者の娘さん(ふたり)が対照させられ、まとめとなっている。その最後の一文は「少しばかりの錯覚は悪くない。」である。(以下は「序章」と「結び」から、本書について記されてある部分の抜粋)。

なぜ人間は、ほれぼれするような知性と、がっかりするような無知をあわせ持っているのか。たいていの人間は限られた理解しか持ち合わせていないのに、これほど多くを成し遂げてこられてのはなぜなのか。本書ではこうした疑問に答えていく。(p11「序章 個人の無知と知識のコミュニティー」)

本書を通じて、知性の働きについての理解が深まり、自分の知識や思考のうち、身の回りのモノや人に左右される部分がどれほど大きいか認識を新たにしていただければ幸いである。私たちの両耳のあいだで起きていることは、たしかにすばらしい。ただそれは他の場所で起きていることと密接にかかわっているのだ。(p27「序章 個人の無知と知識のコミュニティー」)

本書には3つの主題がある。無知、知識の錯覚、そして知識のコミュニティである。本書の議論から導き出される結論は単純なものである、といった錯覚をわれわれは持っていない。本書の教訓は、無知を解消するため、コミュニティで幸せに暮らすため、あるいはあらゆる錯覚を打破するための秘策などでは“まったくない”。むしろその逆だ。無知は避けられないものであり、幸せは主観的なものであり、錯覚にはそれなりの役割がある。(p276、7「結び 無知と錯覚を評価する」)

以下、目次

序章 個人の無知と知識のコミュニティー
思考は集団的行為である / 無知と錯覚 / 思考は何のためか / 知識のコミュニティ / なぜこれが重要なのか

第1章 「知っている」のウソ
どれだけの知識があるか / 錯覚の抗いがたい魅力

第2章 なぜ思考するのか
脳はなんのためにある? / 賢い脳 / フネスの苦しみ

第3章 どう思考するのか
人間は物事の因果を考える / 前向き推論と後ろ向き推論 / 物語

第4章 なぜ間違った考えを抱くのか
必要十分 / 因果的推論には2タイプある / 直観、熟慮、説明深度の錯覚

第5章 体と世界を使って考える
知能を具現化する / 人間のデザイン / 世界が私たちのコンピュータである / 脳は知性の中にある

第6章 他者を使って考える
集団的狩猟 / 賢さ / 志向性の共有 / 今日のチームワーク / 境界での混乱 / 個人を知識のコミュニティに合わせてデザインする / 集団意識の強みと危険性

第7章 テクノロジーを使って考える
思考の延長としてのテクノロジー / テクノロジーは(まだ)志向性を共有しない / 真の超絶知能 / 未来を予測する

第8章 科学について考える
科学に対する国民の理解 / コミュニティへの忠誠心 / 因果モデルと科学への理解 / 知識の欠乏を埋める

第9章 政治について考える
錯覚を打ち砕く / 価値観と結果 / ガバナンスとリーダーシップ

第10章 賢さの定義が変わる
知能 / 知能テストの歴史 / 知識のコミュニティからのインスピレーション / 集団知能とその重要性

第11章 賢い人を育てる
何を知らないかを知る / 知識のコミュニティと科学の授業 / 学習のコミュニティ

第12章 賢い判断をする
説明嫌いと説明マニア / 情報量を増やすことは解決策にならない / 集団意識が経済を動かす / より良い判断を「ナッジ」する / 教訓① かみ砕く / 教訓② 意思決定のための単純なルールを決める / 教訓③ ジャスト・イン・タイム教育 / 教訓④ 自分の理解度を確認する

結び 無知と錯覚を評価する
無知は絶対的に悪か / コミュニティの判断力を高める / 錯覚を評価する

謝辞 / 訳者あとがき / 原注



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抜粋 「図説 呪われたアメリカの歴史」 原書房 [世界史]


図説呪われたアメリカの歴史

図説呪われたアメリカの歴史

  • 作者: キーロン・コノリー
  • 出版社/メーカー: 原書房
  • 発売日: 2018/04/23
  • メディア: 単行本



(以下、上記書籍の各章のタイトルとそのリード部分を抜粋した)。

はじめに
大陸規模におよぶ大きさの国アメリカ合衆国、こんにちも世界最強の国家でありつづけている。しかし、250年前は存在すらしていなかった。ただ、1776年の独立戦争で「生命・自由・幸福の追求」という理念を公言したはずが、国の成長にはつねに戦争、反乱、人種差別による紛争がつきまとっていた。

第1章 新世界
1492年から1760年代のあいだに、アメリカは孤立した大陸から、ヨーロッパの自由民にとって自由とチャンスを象徴する大陸へと姿を変えた。しかし、先住民、囚人、黒人奴隷にとって、それは悪弊、排除、隷属を意味した。新世界の誕生は血にまみれていた。

第2章 アメリカ独立戦争
1765年、イギリスと税金についてもめたことがふくれあがって戦争となり、やがて、アメリカ合衆国は独立国家として誕生した。しかし、揺籃期の共和社会は自由と平等の理想を掲げたにもかかわらず、その権利は奴隷や先住民にはとどかなかった。

第3章 西へ
戦争や土地購入をへて、アメリカの大きさは19世紀前半で2倍以上になった。しかし、土地が増えても先住民の扱いが改善されたわけではなく、奴隷制度をめぐって南北の亀裂は悪化していった。

第4章 南北戦争
奴隷制度については南北で長年にわたり意見の相違が続いていた。それを考えると、いつまでも暴動が避けられるはずもなく、戦争に発展したことは想像にかたくない。しかし、いざ勃発するときわめて残虐な戦争となり、死者数は2度の世界大戦を合計した数を上まわった。

第5章 自由と開拓前線の消滅
南部の奴隷は解放されたものの、自由は新しいバリアを張っていた。いっぽう、北部では買収や労働者の搾取により産業がにわか景気を迎え、そして、西部は野生の時代が終わりを告げようとしていた。

第6章 新たな時代
第1次世界大戦には参戦しないと決めていたアメリカだったが、1918年にはアメリカ軍がヨーロッパの塹壕で戦っていた。アメリカは産業のにわか景気によって優位な立場を手に入れ、禁酒法のおかげでギャングがはびこった。そして、1929年、バブルが弾けた。

第7章 第2次世界大戦
1939年、ヨーロッパで第2次世界大戦が勃発したときアメリカは中立を宣言していたが、わずか数年で、世界史上もっとも悲惨な戦いにまきこまれただけでなく、戦争に決着をつけなければならなかった。1945年、アメリカは日本に原子爆弾を投下し、核戦争の幕開けを予期させた。

第8章 冷戦初期
第2次世界大戦はヨーロッパを疲弊させ、戦時中に連合軍が育てた同盟関係はたちまち崩壊した。アメリカ軍は世界中の共産主義拡大に反対し、国内では共産主義者を本物にしろ容疑者にしろかまわず逮捕した。

第9章 公民権運動
南北戦争のあと、アフリカ系アメリカ人全員に完全な公民権があたえられたが、それに続く南部の州法は依然として黒人を二流市民として扱っていた。それからほぼ100年後、公民権運動が暴動や殺害事件を耐えぬき、ようやく隔離や差別が違法となった。

第10章 1960年代
1960年代。激動の10年だった。アメリカはキューバにロシアのミサイル基地があることを発見し、対ソ連戦が一触即発の状況となった。さらに、はかりしれない犠牲を出し、激しい反論をわきたたせ、世界ではじめてテレビ放映された共産主義との戦争にどっぷりとまきこまれていった。ベトナム戦争である。

第11章 不満と復興
1970年代。リチャード・ニクソンはついにアメリカをベトナムから切り離すことに成功したが、ニクソン政権がとった後ろ暗い方法は自身の失脚につながった。さらに、アメリカの諜報活動という邪悪な慣行が暴露された。

第12章 唯一の超大国
冷戦が終結し、ソ連が崩壊すると、アメリカは唯一の超大国となった。しかし、イスラム教テロリズムのターゲットとなり、中東の不安な情勢も重なって、戦争や血まみれの暴動が終わることはなかった。



Bloody History of America: Revolution, Race and War (Bloody Histories)

Bloody History of America: Revolution, Race and War (Bloody Histories)

  • 作者: Kieron Connolly
  • 出版社/メーカー: Amber
  • 発売日: 2017/04/17
  • メディア: ハードカバー



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『図説呪われたアメリカの歴史』 キーロン・コノリー著 原書房 [世界史]


図説呪われたアメリカの歴史

図説呪われたアメリカの歴史

  • 作者: キーロン・コノリー
  • 出版社/メーカー: 原書房
  • 発売日: 2018/04/23
  • メディア: 単行本



フツウのアメリカの歴史の本・教科書といえるものを知らないし読んだこともないので、比較のしようもないが、それでも「呪われた」というほどのモノでもないように思う。だいたい、そもそも、人間の歴史を記述していくと、争い、流血、裏切り・・といったネガティブな内容になるように思う。以前、学習塾で中学生に日本の歴史を教えることになって、あらためて「テキスト」を通読した時の印象も、本書と同じく、人間とは度し難い、どうしようもないものだ・・という思いだった。

本書の「呪われた」と訳出している部分は、“Bloody”である。直訳するなら「血まみれの」「血なまぐさい」といったところだ。人間の歴史に真っ向から向かうなら、おのずと(ネガティブもへちまもなく)「呪われた」内容になる。だから、「血なまぐさい」部分に正面から向かおうとする姿勢その点を、本書において評価できるように思う。

本書では特に、ヨーロッパ人入植後の先住民との関係、また、その後アフリカから連れてきて奴隷とされた人々への処遇、また、銃規制の問題が目を引く。今日のアメリカの根っこにあるもの、そして、現在にも及ぶ影響の数々を知ることができる。「関係」「処遇」というと聞こえがいいが、人種問題の目立たない日本にいては到底理解できない類に思う。

もっとも、以下のような記述もある。日本に関する記述をすこし引用してみる。

「1942年、アメリカがミッドウェー海戦で勝利すると、アメリカ率いる連合軍は太平洋の島々を攻略する長期作戦を開始し、日本軍は激しく反撃した。アメリカ海兵隊は6か月かけてソロモン諸島を占拠したが、ミクロネシアのタラワ島では、1943年、かなりの損失を出した。 / 4500人の日本兵が防備態勢を強化してアメリカ軍の上陸に抵抗しており、76時間以内に1500人以上のアメリカ兵が殺害された。日本軍はほぼ全兵士が最後まで戦いぬき、タラワ島を勝ち取った。そして1200人の朝鮮人労働者を島へつれこみ、島の防衛施設を建設させた。朝鮮人で生き残ったのはわずか129人だった。(第7章「第2次世界大戦」太平洋戦争後半 p159)」



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  • メディア: 単行本



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  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2017/10/26
  • メディア: 単行本



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  • 出版社/メーカー: 祥伝社
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